About Kang We-suck ――   PEACE AND NO DRAFT ALLIANCE 
 
 2008 12 13  
PANDA 3rd EVENT SPEAKER


 私はどうして軍隊をなくそうとするのか?
                                 姜 義錫
 
 私は争いが嫌いだ。人々が調和して平和に暮らすこと、それが素朴な夢だった。しかしTVの報道では事件・事故、血で染まった戦争と紛争が絶えることはない。何よりも理解できなかったことは、それらが堂々と電波に乗って放映されているにもかかわらず、誰もそれをやめさせることができないという無力感だった。
 小学生の頃、サッカーの試合でオフサイドかどうかでもめたら、妥協すれば喧嘩は終わった。しかし人権は妥協することができない。高校時代に、学内で宗教の自由を叫んで厳しい対立が続いたが、私にとってそれは当たり前のことで、特別なことではなかった。しかし4年経った今もミッションスクールで宗教教育を強制される姿を見て、私が願った調和して平和な世の中が、幼い頃に思ったほど簡単にできるものではないことが解った。それでもなお、それを求めるのは私にとって当たり前のことで、軍隊問題もその問題意識の延長線にある。
 こんな私を人は夢想家と呼ぶ。無邪気な理想主義者と言ってもいい。決して夢で終わらないと私はいまだに信じているからだ。
 世界には約2,130万名の軍人がいる。非正規軍を併せればずっと多くなる。アメリカは全体予算の51.6%を国防費で使う。世界は軍隊維持のために
毎年110万兆円を浪費しながら、全ての人が健康で楽しく暮らせる世の中を選択しない。私たちは戦争犠牲者の前で愛国心を打ち固めるのではなく、二度とこんな参事がおきないように力を合わせて変化を要求しなければならない。
 人々はなぜ「隣の人」が自分に危害を加えないと思いながら、「外国人」は自分たちを殺したがると思うのか? 自分の命をかけてまで、他人を殺そうとする人は普通はいない。私たちは世界市民誰もが幸せと平和を欲していることを知っている。どうして心の声に耳を閉ざすのか?
 世界の経済大国や軍事大国である韓国と日本が率先して軍隊組織をなくすなら、狭くは東北アジア、広くは世界が平和になる。韓国と日本が明確な拒絶の意志を示したなら、アメリカはイラクに侵攻できただろうか? 戦争を無くすのはそんなに難しいのか?
 「戦争を諦めればよい。一体どの国民が反対するか? しかし全ての国家が一緒にしなかったら、どの国家も賛同はしないだろう。軍事大国が模範を示せば、他の国が反対することは不可能だ」「アメリカが自ら核兵器を一方的に捨てれば、軍備競争はなくなる。従ってアメリカは国防費を廃棄すべきだ。戦争を諦めれば、必要なことは警察だけだ。これで国内の治安を維持すれば十分だ」--マッカーサー将軍の言葉である。
 しかし「戦争に反対する」と叫んでも社会は変わらない。国際的な平和条約も作られたが、戦争は繰り返されている。戦争を無くす最高の効果的な方法は、市民の軍隊拒否だ。韓国では毎年700人が兵役拒否で刑務所へ行き、今までに1万人が軍隊に行かずに前科者になったが、その選択が個人的な意味合いを越えて、社会的な広がりを持つことはできなかった。私はその輪を広げたい。そこで私は、私と共に不利益を甘受しながら入隊拒否をする人を募集している。現在までに26人が集まった。韓国では今年も30万人が入隊するが、そのうち1万人が拒否したら、少なくとも軍縮は可能だ。
 
 あなたはお母さん、お父さんを殺す演習ができるか? 敵軍もまた誰もが誰かの家族だ。私たちがどうして争い合わなければならないのか? 「平和」は「不可能なこと」ではなく「チャレンジしていないこと」だ、「軍隊のない世の中」が非現実的に見えるのは、「私」一人が主張しているからだ。「私」が「私たち」になる瞬間、その主張は非常に現実的になる。皆が力を合わせれば、「軍隊のない世の中」は今すぐにも可能だ。
 誰かが私たちを暴力で征服したら、私たちはみんなで手を握って戦車の前に立とう。抵抗する人を殺すことはできても、支配することはできない。平和を選択しよう!
 
 



 カン・イソク(姜義錫 Kang We-suck 1986年8月25日− )は大韓民国プロテスタント系の大光(テグァン)高等学校在学中に礼拝の強要に反対した人物である。2007年現在ソウル大学校法科大学に在学中。
 
 高校在学中、2004年6月学校側が礼拝を強要するのに反対して一人デモをして学校から除籍された。これに対して、カン・イソクは大光高等学校を運営する学校法人大光学園を相手取り退学処分無効訴訟と仮処分を請求、国家人権委員会に陳情書を出した。以後、同年8月11日から9月25日まで断食闘争を行い、大光学園側は礼拝の自由を保障することになった。同年、2005学年度ソウル大学校法科大学に仮合格し、2005年1月退学無効訴訟に勝訴したので正式に合格が決定した。
 
 2005年10月、学校法人大光学園とソウル特別市教育庁を相手取り宗教活動を強要したことに対しソウル中央法院に損害賠償訴訟を起こした。
 2007年10月ソウル中央法院は、学校側が宗教活動を強要したことは認めたが、ソウル特別市教育庁に対する損害賠償請求は棄却された。
 しかし2008年5月9日2審では高等法院は1審の判決を否定し、学校側の損害責任も認めなかった。7月7日彼は3審に起訴している。
 
 
2005年9月、彼は韓国ボクシング委員会のテストに合格しプロ選手になった。
 その後、在学中の大学で2008年の前期を休学し「人の生き方を近くで体験したい」とタクシー運転手に、4月末からはホストクラブで働き、最近では映画監督になると宣言している。
 また彼はボクシングで頭に受けたケガを理由に徴兵検査で公益処分を受けた(注:1・2・3級は徴兵、4級は強制労働、5級は免除、7級は再検査)
 これらの行為について彼はキョンヒャン新聞のキョンヒャンTVを通して自分の立場を述べている。
 「ボクシングに関しては高校時代からであって、大学生になっていきなり始めたわけでもない、徴兵特例のためでもない」またタクシー運転手とホストクラブに関しては「一時期の判断によった若者の経験」4級判定に関しては「もともと頭骨が弱くてボクシングをしてそれに気づいただけ」と答えた。
 現在TV番組「SMASH」出演中。
 
 軍廃止主張
 その後、カン・イソクはメディアとのインタビューで軍の不必用性に関して論じ、「大学来日(大学明日)」では軍廃止に関する文中でオリンピック金メダル獲得により徴兵免除になった水泳選手パク・テファンへの「お前も軍隊に行け」、「俺と一緒に徴兵拒否をして刑務所へ行こう」などの内容で問題になった。
 その一方、カン・イソクはパク・テファンへのコラムの中で「10月1日軍廃止のヌードパレードをするつもり」と書いた。
 9月30日の朝、出勤時間帯に彼は上半身を赤くペイントをぬったままでパフォーマンスを行った。
 翌日の健軍60周年の「国軍の日」記念パレードの途中裸で戦車の前に走り込み銃の形のパンで戦車を撃つパフォーマンスを行った。
 このパフォーマンスでパレードは約30秒間中断し、彼は警察に逮捕され淫乱公演罪を適用された。
 
 現在、ドキュメンタリー「軍隊?」を制作中。
 
 カン・イソクHP http://www.cyworld.com/01044240419


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